Diary

『武士道シックスティーン』 舞台挨拶


 行ってきました、テアトル新宿での『武士道シックスティーン』初日舞台挨拶に。劇場は満席のうえ立ち見まで出る中、私は何の苦労もなく手に入れたチケットの席についた。前述のHさんが用意してくれていた席は、一般には売り出さない前から6列目の中央の関係者席で、何人か隣にはコミックの原作者が観に来ていたようだ。

 二度目になるナマリコは、前回の『罪とか罰とか』の時もそうだったように、帽子をかぶって登壇。そのおかげで彼女の顔がよく見えなかったのが非常に悔しい。初めて実物を観る北乃きいは赤いドレスが目を引いた。主役のふたりだけを観ると、何かの受賞パーティーのような華やかさで、古厩監督のラフな格好と好対照だった。

 それにしても、舞台挨拶での璃子チャンは相変わらず口数が少ない。スクリーンの中で生き生きと動き話す彼女とはまるで別人のようだ。きっとそれは、彼女が本物の女優だから演技で自分とは全く別の人になれるということなんだろうというのは、ひいきの引き倒しだろうか。

 その代わりと言ってはなんだけど、北乃きいが璃子ちゃんの分まで話を聞かせてくれた。ただ、登壇者が監督と2人以外に、石黒英雄、荒井萌、高木古都と計6名もいたために、主役の2人の話をもっと聞きたかったのに時間が足りなかったのが残念。

 舞台挨拶の最後に全員が一斉にお辞儀をする際、初めて帽子をとってくれた璃子ちゃんが印象に残る舞台挨拶だった。
2010年04月24日(土) No.3 (映画)

No. PASS