Diary

東北地方太平洋沖地震


 いやぁ〜、マイッタマイッタ。もちろん、生まれてこの方これほどの大きな地震は初めての経験だった。

 14:30から私は会社の会議室で打合せをしていたのだが、そこで地震に襲われた。最初はゆっくりした横揺れで、すぐに治まるだろうとタカをくくっていたのだが、揺れは治まるどころかますます激しくなる一方で、そのうち何かに捕まらなければ立っていられないほどにまで強く揺れた。しかも、揺れの継続している時間の長いこと長いこと。

 一旦揺れが小さくなった時点でビルの外へと社員は全員が避難することになった。おかげで会社前の青山通りは、車道にまで人があふれ出す始末。そのまま待つこと小一時間、やっとフロアに戻った時点で帰宅するようにとの号令がやっと発せられた。

 私は同じ千葉県方面へ帰る同僚と合計4人でタクシーを拾うことにしたが、待っても待っても駅前のタクシー乗り場には空車が来ることがない。仕方なしに2手に分かれ、私ともう一人は別の場所で通りかかるタクシーを拾うことになり、残る女性2名が駅前で引き続きタクシーを待つこととなった。

 そして待つこと40分ほど、やっとの事でタクシーをつかまえることができた。駅前に向かい、女性2名を拾って、これでやっと帰ることができると思ったのだが、考えが甘かった。

 幹線道路(青山通り)が全く動かない。脇道にそれてもどこもかしこも車の列が動かない。結局、2時間タクシーに乗った挙げ句、進んだ距離は徒歩で10分もかからない程度だった。ここでタクシーでの帰宅を断念し、会社に戻って一晩過ごす決意をし、今こうして会社のPCからこの書き込みをしている次第だ。

 明日は朝10時から渋谷・シネクイントで『ランナウェイズ』の座席予約をしてしまっているが、会社からだと銀座線で渋谷までは10分足らずで行けるのは
不幸中の幸いと言うべきだろうか。

 地震観測史上最大規模のマグニチュード8.8という大地震。これを都内で体験したというのはある意味貴重な体験かもしれないが、これが最初で最後の経験になって欲しいものだと切に思う。
2011年03月11日(金) No.37 (日記)

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