Diary
荒井由実
7月20日に公開が決定した、宮崎監督最新作『風立ちぬ』。
この映画、そもそもは高畑勲監督の『かぐや姫の物語』と同日に公開するはずだったのだが、製作が追いつかずに公開を秋にずらすらしい。
それはともかく、誰もが期待する宮��御大の最新作、今ひとつ観ようと思えない。
各劇場（特にシネコン）では、『風立ちぬ』の4分間のダイジェスト版が上映されていて、特にTOHOシネマズでは全作品の上映前に組み込まれているようだ。そして、このダイジェスト版を観るたびに耳を塞いでしまう。
テーマ曲「ひこうき雲」を歌うのが、まだ生きてたのかぁ、と思わずにいられない荒井由実で、あの相変わらずのド下手くそな歌が、もはや歌じゃなく不快な騒音にしか聞こえない。特に高音を張り上げる部分は、頭痛を引き起こしそうで、だからこの4分のダイジェスト版ではいつも耳を塞いでいるのだ。
全盛期の頃から「歌唱力で勝負しない」などと、およそ歌手とは思えないようなことを堂々と公言している彼女は、いくらいい曲を歌おうが全く好きになれなかった。
最近は彼女の歌を耳にすることも皆無で、ホッとしていたところへ今回の『風立ちぬ』の主題歌ときた。あの不愉快な騒音のおかげで、映画まで観る気が失せてしまいそうな、そんなダイジェスト版の上映が、公開前日まで続くのかと思うとうんざりしてしまいそうだ。
2013年06月16日（日）
No.42
(日記)