【File No.0125】

製作年／公開日 1997年 ／ 1997年08月 製　　作　　国 アメリカ 監　　　　　　督 ジョエル・シューマカー 上　映　時　間 124分 公開時コピー 　主役はオレだ！ついに最強の敵出現。その名は"Ｍｒ．フリーズ"。 最初に観たメディア 　Theater 　Television 　Video キ　ャ　ス　ト 　アーノルド・シュワルツェネッガー ［as Ｍｒ．フリーズ］ 　ジョージ・クルーニー ［as ブルース・ウェイン／バットマン］ 　クリス・オドネル ［as ディック・グレイソン／ロビン］ 　ユマ・サーマン ［as パメラ・アイズリ／ポイズン・アイビー］ 　アシリア・シルヴァーストーン ［as バーバラ・ウィルソン／バットガール］ 　マイケル・ガフ ［as アルフレッド・ペニーワース］ あ　ら　す　じ 　実験中の事故で低温でしか生きられない体になってしまったフリーズ博士が、自らMr.フリーズと名乗りゴッサム・シティに現れる。彼は不治の病に冒された妻を救うために、ゴッサム・ミュージアムを襲撃して展示されていたダイヤモンドを奪おうとしていた。警視総監からの報せを受けたブルース・ウェインはバットマンに変身してロビンと共に現場に急行し、一度はロビンが凍りづけにされるものの、Mr.フリーズを捕らえることに成功する。 　同じ頃、植物学者パメラ・アイズリーは、食虫植物の毒液の中に突き落とされ魔性の女ポイズン・アイビーとして生まれ変わった。植物保護のため街を滅ぼそうとする彼女は部下の怪人ヴェインを従え、武器である愛の花粉をばら蒔いて男たちを誘惑し、バットマンとロビンをも虜にしてしまう。そしてゴッサム・シティを制服すべく、Mr.フリーズと手を組むために彼を拘置所から逃がすのだった。 　Mr.フリーズとポイズン・アイビーは強力な同盟を結び、バットマンの前に立ちはだかる。Mr.フリーズは街を凍りづけにし、バットマンとロビンはポイズン・アイビーを相手に苦戦を強いられていた。そんな彼らの前に、バットガールと名乗る少女が登場。彼女は、秘書アルフレッドの姪バーバラだった。強力な味方を得たバットマンたちは氷付けにされた街を救うため、ゴッサム天文台へ向かうのだった。 たぴおか的コメント 　正直な感想を言わせてもらうと、私はバットマンやスパイダーマン、スーパーマンといった、アメリカン・コミックを映画化したヒーローモノはあまり好きではなく、この作品は『ターミネーター』以来13年ぶりにシュワちゃんが悪役を演じるというので観に行った。主役はコピーにもある通り悪役のMr.フリーズで、予想通り彼は根っからの悪人ではなく、病の妻を治そうとして歪んでしまった悲しい悪役だった。ユマ・サーマン扮するポイズン・アイビーは私にとってはどうでもいい存在で、それよりもこの作品で強烈に目を釘付けにされたのはアリシア・シルヴァーストーンが扮するバットガールだ。この手のヒーロー物の特徴として、人気に翳りが見えたら強力な悪役を持ってくるか、あるいは新たな味方が登場するかのいずれなのだが、この作品はその両方を実行しているという贅沢な娯楽大作だ。