評     価  

 
       
File No. 0143  
       
製作年 / 公開日   2001年 / 2001年07月28日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ティム・バートン  
       
上 映 時 間   119分  
       
公開時コピー   2001年7月28日・惑星支配  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   マーク・ウォールバーグ [as レオ・デイヴィッドソン大尉]
ティム・ロス [as セード]
ヘレナ・ボナム=カーター [as アリ]
マイケル・クラーク・ダンカン [as アター]
エステラ・ウォーレン [as ディナ]
ポール・ジアマッティ [as リンボー]
ケイリー=ヒロユキ・タガワ [as クラル]
デヴィッド・ワーナー [as サンダー]
リサ・マリー [as ノヴァ]
エリック・エヴァリ [as ティバル]
ルーク・エバール [as バーン]
エヴァン・デクスター・パーク [as ガナー]
グレン・シャディックス [as ネード元老院議員]
クリス・クリストファーソン [as カルービ]
チャールトン・ヘストン [as セードの父]
 
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あ ら す じ    2029年。宇宙飛行士レオは、小型ポッドで観測に向かったまま交信普通となった、チンパンジーのペリクルーズを捜すためにポッドに乗って宇宙へと飛び出していくが、磁気嵐に巻き込まれ消息を絶ってしまう。そして、レオの乗ったポッドは謎の惑星に不時着する。
 その星では、人間達が知性を持った猿に支配されていた。オベロン号の電波をキャッチしたレオは、地球に戻る可能性を求めてオベロン号を捜し始める。彼の行動にディナら人間たちはもちろんのこと、聡明な猿の女性アリら少数の猿達も共鳴して、行動を共にするようになった。そして、オベロン号を求めて彼らがたどり着いた場所は、猿達に数千年の昔から聖地カリマとしてあがめられている場所だった。レオはカリマが実は不時着したオベロン号であることを知る。レオを探したオベロン号が遭難してやはりレオと同じ星にたどり着き、以来数千年が経過していたのだ。
 そこへレオ達を追ってセード率いる師団が到着し、ついに人間と猿の戦いが始まる。人間が劣勢に立たされたかに見えた時、空からポッドが降下してくる。ポッドに乗っていたのはチンパンジーのペリクルーズだった。レオは猿達に神セモスと勘違いされたペリクルーズ使って猿と人間を和解させ、ペリクルーズをアリに預け一人地球に戻る。ところがそこには、人間ではなく猿のモニュメントが建っていた。そして、そのモニュメントには「我々猿のためにこの惑星を救ったセード将軍」と刻まれていた・・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    1968年に制作された『猿の惑星』のリメイク作。「今さらどうして猿の惑星なんだ?」という疑問はあるが、さすがティム・バートンがメガホンを執っただけあって、作品自体は面白いと思う。少なくとも68年のオリジナルを観たことがない私にとっては。
 レオが探していたチンパンジーのペリクルーズが突然変異か何かで進化し、彼が始祖となって猿たちが地球を征服したというのは、今では誰もが知る半ば公然のオチなワケで、だからレオが苦労の末に戻ってきた地球も猿の惑星と化していたということになる。やっとの思いで地球に帰ってきた、なのにそこは苦労を重ねて脱出したはずの猿の惑星だった、その脱力感というか虚無感がこの作品最大の売りだろう。