製作年/公開日
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2003年 / 2005年06月25日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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クリス・ケンティス
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上 映 時 間
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79分
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公開時コピー
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最も怖い実話
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ブランチャード・ライアン [as スーザン]
ダニエル・トラヴィス [as ダニエル]
ソウル・スタイン
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エステル・ラウ
マイケル・E・ウィリアムソン
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あ ら す じ
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ワーカホリックの夫婦スーザンとダニエルは、久々のバカンスでカリブ海にやってくる。旅先でも仕事を忘れられない2人は、些細なことで口論し、ベッドでも気の乗らぬままだった。翌朝2人はスキューバ・ダイビングをするため、ツアーボートに乗り込む。ガイドの合図で次々と海に潜ってゆくツアー客。スーザンたちもようやく解放されたひとときを満喫するのだった。
だがその直後、予想だにしない悲劇が2人を襲う。ゴーグルを忘れたために、海に潜れず取り残された客のひとりが、ダイビングを終えたカップルからゴーグルを借りて、カップルの男性とペアで海へ飛び込む。ガイドは彼らをカウントし忘れ、まだスーザンとダニエルが戻っていないにもかかわらず、全員がボートに戻ったと勘違いしてしまう。そして、ボートは2人を残したまま帰ってしまう。海の真ん中で孤立無援となった2人。彼らの下では、様々な魚に加え、サメが不気味に行き交うのだった。果たして、スーザンとダニエルに生き残る術はあるのだろうか?
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たぴおか的コメント
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コピーにもある通り、実話をもとに作られた作品。CGやスタントは一切使わず、主演の2人は実際に本物のサメが泳ぐ海の中で撮影を行ったとのこと。さらには、彼ら2人の周囲に肉塊を撒いてサメをおびき寄せたという、ゾッとするようなエピソードが残っている。ここからはネタバレになるが、スーザンとダニエルの2人は生きて戻れなかったのだから、大海原に取り残された彼ら2人の身の回りで起こった出来事は、すべて想像の産物ということになる。であるなら、もっと極限状態に追い込まれた人間の狂気といった描写があっても良かったのではないだろうか。最後はあまりにもあっさりと静かに終わる、その静けさが逆に怖いと感じる人もいるだろうが、私は『ジョーズ』のようにサメの前で絶体絶命の窮地に追い込まれながらも、それでも生への執念を捨てない強い生命力を人間は持っているはずだと思うのだが。
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