製作年/公開日
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2005年 / 2006年07月22日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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ダンカン・タッカー
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上 映 時 間
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103分
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公開時コピー
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スカートの下に何があるかより もっと大事なこと
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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フェリシティ・ハフマン [as ブリー]
ケヴィン・ゼガーズ [as トビー]
フィオヌラ・フラナガン [as エリザベス]
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エリザベス・ペーニャ [as マーガレット]
グレアム・グリーン [as カルヴィン]
バート・ヤング [as マレー]
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あ ら す じ
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子供の頃から男性であることに違和感を抱き、いわゆる性同一性障害をかかえたブリーは、女性として独りLAで慎ましい生活を送っていた。ところが、ようやく肉体的にも女性になるための最後の手術に許可が下りた矢先、彼女のもとにニューヨークの拘置所から1本の電話が掛かってくる。
電話はブリーに、トビーという17歳の少年が実の父親スタンリーを探していると告げた。トビーは、ブリーがまだスタンリーという男性だった時代に、ただ一度女性と関係を持ったときに出来た子供だったのだ。こうしてブリーは自分の正体を隠したまま、窃盗罪で拘置所に入っていたトビーを引き受け、彼をケンタッキーに住む継父の元へ送り届けるべくニューヨークへと向かうのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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とにかく主演のフェリシティ・ハフマンが素晴らしい。私はこの女優を見るのは初めてのため、てっきり本当に男性の俳優が演じているものだと信じ切っていた。というか、どうみても本物のニューハーフにしか見えない(笑)。おそらくは、普通に考えればこの作品の主人公は女装した男優に演じさせる方がたやすいはずなのだが、あえて女優に女装した男のオカマを演じさせた英断と、その期待を裏切ることなく見事に応えた彼女の演技力は敬服に値する。また、息子トビーを演じたケヴィン・ゼガーズ(撮影時の実年齢は21歳)が、その美形というにふさわしいルックスもさることながら、16歳の複雑に揺れ動く不安定な少年を見事に演じている。こういう作品を観るにつけ、金にものをいわせながらそのくせ中身のないメジャー作品が多いことを改めて感じた。
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