製作年/公開日
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2006年 / 2006年10月28日
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製 作 国
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オーストラリア / フランス / ド イ ツ / イギリス |
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監 督
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ラウル・ルイス
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上 映 時 間
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000分
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公開時コピー
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私の自画像はない。自分自身に興味がない。 むしろ他人、特に女性に強く惹かれるのだ。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ジョン・マルコヴィッチ [as クリムト]
ヴェロニカ・フェレ [as ミディ]
サフロン・バロウズ [as レア]
スティーヴン・ディレイン [as 大使館書記官]
ニコライ・キンフキー [as エゴン・シーレ]
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サンドラ・チェッカレッリ [as セレナ]
ポール・ヒルトン [as 公爵]
エルンスト・ストッツナー [as ヘルテル大臣]
アグライア・シスコヴィッチ [as ミッツィ]
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あ ら す じ
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1918年、第一次世界大戦のさなかに、病院で死を迎えようとしている男がいた。彼の名はクリムト。ウィーンを代表する天才画家だった。見舞いに来た弟子エゴン・シーレの存在にも気づかず、彼の頭に人生が走馬灯のように去来する。
19世紀末、保守的なウィーンでは彼の描く裸婦がスキャンダルとなっていたが、先進的なパリでは絶賛され、パリ万博で金賞を受賞する。そしてクリムトは、その万博会場のスクリーンに映った美しい女性レアに心を奪われるのだった。恋人ミディの嫉妬も気にとめず、文化庁書記官の計らいでレアとの密会委を果たしたクリムトは、彼女から肖像画の依頼を受ける。ウィーンに帰ったクリムトはヘルテル大臣から助成金の打ち切りを聞くが、却って作品制作を続けることに固執するようになった。
再び書記官からレアの居場所を教えられ、彼女に会うように催促されたクリムトは、レアの庇護者である侯爵に会いに行くが、侯爵からレアは死んだと告げられる。梅毒に冒されて現実と虚構が入り交じり、クリムトのパラノイアは深まっていく・・・・。
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たぴおか的コメント
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いわゆる一般的な伝記作品ではなく、創作シーンもほとんどなかった気がする。難解で抽象的・観念的な展開は睡眠不足には辛く、結局、最後まで眠気との戦いで終わってしまった。ジョン・マルコヴィッチは良かったが、しばしば意識が遠のく中で登場する女性が誰だか区別がつかず、クリムトの頭より自分の頭の方が虚構と現実が入り交じって混沌としてしまっていた。再度劇場へ行く気にはなれないので、ビデオがリリースされたらもう一度観てみようと思うが、その時は睡眠を十分にとって備える必要があることを知った、それが最大の収穫だったかもしれない。
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