製作年/公開日
|
2004年 / 2007年02月10日
|
製 作 国
|
アメリカ
|
|
監 督
|
イシュトヴァン・サボー
|
上 映 時 間
|
104分
|
公開時コピー
|
女であること、恋をすること、私であること
|
最初に観たメディア
|
|
キ ャ ス ト
|
アネット・ベニング [as ジュリア・ランバート]
ジェレミー・アイアンズ [as マイケル・ゴセリン]
マイケル・ガンボン [as ジミー・ラングドン]
ブルース・グリーンウッド [as チャールズ卿]
|
ミリアム・マーゴリーズ [as ドリー・デ・ヴリース]
ジュリエット・スティーヴンソン [as エヴィー]
ショーン・エヴァンス [as トム・フェネル]
ルーシー・パンチ [as エイヴィス・クライトン]
|
|
あ ら す じ
|
1938年ロンドン。舞台女優のジュリアは英国演劇界を代表する大スターだった。演出家である夫マイケルとはお互いに束縛しないことを暗黙の了解とし、満たされた生活を送っていた。しかし、一方では変化のない生活にうんざりし、新たな刺激を求めずにはいられなかった。そんなジュリアの前に、ある日親子ほども年の違う米国人青年トムが現れる。ジュリアの熱烈なファンだというトムと、ジュリアは瞬く間に恋に落ちるのだった。
新しい恋を糧に生活に張りを取り戻したジュリアだったが、それもつかの間、トムの周囲に若い女性の影がちらつき始める。トムの新しい相手は若手女優のエイヴィスだったジュリアの恋は終わりを告げ、心に痛手を負ったジュリアに対して、トムは追い打ちをかけるような頼み事を持ちかけてくる。それは、次の新作の舞台にエイヴィスを抜擢してほしいというものだった。トムの勝手な願いに対して、ジュリアは怒って断るかと思いきや、彼の頼みを聞き入れて余裕の素振りを見せるのだった。
舞台稽古では、ジュリアはマイケルに対して常にエイヴィスを引き立てるような注文を付ける。現実を受け入れ、すべてを譲ってしまうかに見えたジュリアだったが、ただ傷ついただけでは終わるはずがなかった。彼女の人生の第2幕は、まるで華麗な舞台のようにドラマティックな結末を用意して、今、幕をあけようとしていた・・・・・。
|
たぴおか的コメント
|
アネット・ベニングが最高にキュートで、クライマックス・シーンでは心の中で思わず「やった!」とガッツポーズをとりたくなってしまう、そんな爽快な後味の作品。これほどの役柄を与えられ、そして見事にそれを演じ切る、これはまさに女優冥利に尽きるのではないだろうか。ジュリアを手玉にとったつもりで図に乗って恋人を舞台に抜擢するよう頼んだトムだが、役者はジュリアの方が何枚も上手。トムの頼みを逆手にとって、エイヴィスはもちろん、トムや夫のマイケルにまで手痛いしっぺ返しを見事舞台でやってのけ、しかも舞台を壊すことなく自分が最後には喝采を浴びている。さすがは大女優、その辺の二束三文の若手女優やトムのような若輩が太刀打ちできる相手ではなかったのだ。自信を持って星10個な作品。
|