評 価
File No.
0532
製作年 / 公開日
2007年 / 2007年06月09日
製 作 国
アメリカ
監 督
ザック・スナイダー
上 映 時 間
117分
公開時コピー
300人 VS 1,000,000人、真っ向勝負!
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ジェラルド・バトラー
[as レオニダス]
レナ・ヘディ
[as 王妃ゴルゴ]
デヴィッド・ウェンハム
[as ディリオス]
ドミニク・ウェスト
[as セロン]
マイケル・ファスベンダー
[as ステリオス]
ヴィンセント・リーガン
[as 隊長]
トム・ウィズダム
[as アスティノス]
アンドリュー・プレイヴィン
[as ダクソス]
アンドリュー・ティアナン
[as エフィアルテス]
ロドリゴ・サントロ
[as クセルクセス]
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あ ら す じ
紀元前4世紀。戦えない子供は捨てられ、成人の儀式では猛獣にひとり立ち向かい、生きて戻った者のみが一人前と認められる。そんな過酷なルールのもと育てられた男たちによって作られた国家スパルタ。そのスパルタに、存亡の危機が訪れていた。
クセルクセス
王率いるアケメネス朝ペルシアの100万の遠征軍が、ギリシアを制圧せんと迫ってきていたのだ。
レオニダス
王は、「服従か死か」を迫るペルシアの使いを葬り去り、100万の軍勢との戦いを選ぶのだった。
スパルタから選び抜かれた精鋭300名を引き連れ、レオニダスはテルモピュライでギリシア軍を迎え撃つ。こうして、300人対100万人という熾烈極まる死闘“テルモピュライの戦い”の幕は切って下ろされるのだった。
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たぴおか的コメント
全編『シン・シティ』ばりにデジタル・エフェクトでセピアカラーに覆い尽くされた、伝奇的歴史残酷スペクタクルとでも言うべき作品。突き刺す、断ち切るといったシーンが満載で、登場人物はゲイにしか見えない気色悪いことこの上ないギリシア王クセルクセスを筆頭に、身長が数メートルありそうな巨人や両手が刃物にと化した怪人など、北斗の拳に登場するようなキャラが続出する。そして、アクションシーンも北斗の拳さながらの流血シーン満載なのだが、不思議なことにその血しぶきに現実感がなく、それほどグロテスクにも感じない。あくまで色彩のコントラスト比がもたらす、ゲーム感覚の映像なのだ。それは、非現実感による残虐感やグロテスク感の抑制という効果をもたらす反面、ゲーム感覚で安易に大量の人間を殺すシーンを見せつけられることで、現実に人を殺すことに対する倫理観・道徳観を麻痺させることにつながるのではないかという危惧をも覚えた。