評 価
File No.
0575
製作年 / 公開日
2007年 / 2007年09月08日
製 作 国
日 本
監 督
鈴木 雅之
上 映 時 間
130分
公開時コピー
久利生公平、最大の危機。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
木村 拓哉
[as 九利生公平]
松 たか子
[as 雨宮舞子]
大塚 寧々
[as 中村美鈴]
阿部 寛
[as 芝山貢]
勝村 政信
[as 江上達夫]
小日向 文世
[as 末次隆之]
八嶋 智人
[as 遠藤賢司]
角野 卓造
[as 牛丸豊]
児玉 清
[as 鍋島利光]
松本 幸四郎
[as 蒲生一臣]
森田 一義
[as 花岡練三郎]
中井 貴一
[as 滝田明彦]
綾瀬 はるか
[as 泉谷りり子]
国仲 涼子
[as 松本めぐみ]
香川 照之
[as 黛雄作]
岸部 一徳
[as 桂山薫]
山中 聡
[as 里山裕一郎]
石橋 蓮司
[as 大藪正博]
ペク・ドビン
[as キム・ヒョンウ]
眞島 秀和
[as 東山克彦]
波岡 一喜
[as 梅林圭介]
長野 里美
[as 柏木節子]
イ・ビョンホン
[as カン・ミンウ]
伊藤 正之
[as 川島雄三]
正名 僕蔵
[as 井戸秀二]
田中 要次
[as マスター]
古田 新太
[as 郷田秀次]
MEGUMI
[as 河野桜子]
奥貫 薫
[as 芝山良子]
鈴木 砂羽
[as 黒川ミサ]
山崎 汐音
[as 柴山の娘]
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あ ら す じ
東京地検城西支部に戻ってきた
久利生公平
はある日、容疑者が既にその犯行を認めている傷害致死事件の公判検事を任される。ところが、些細な事件にもかかわらず無罪獲得数ナンバーワンの凄腕弁護士
蒲生一臣
が被告の代理人で、初公判では被告が掌を返すように犯行を全面否認し無罪を主張するのだった。
久利生は東京地検特捜部の
黛雄作
から、この事件は大物代議士・
花岡練三郎
の収賄事件に深く関わっていることを知らされる。九利生は被告が犯行現場から逃走した車に目を付け、その行方を追った結果、韓国に不正輸出されていることを突き止める。久利生は事務官の
雨宮舞子
と共に韓国・釜山へ向かうのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
木村拓哉が主演ということで、テレビドラマも一度も観たことがなく劇場版も観るつもりはなかったのだが、『西遊記』と同様に予告編を何度も観るうちに洗脳されて観てしまった。決してつまらなくはないし、130分という尺も長く感じなかったのは幸いだったが、かと言って大騒ぎするほど面白いとも思えない。『踊る大捜査線』シリーズ同様に随所に小ネタが挿入されているのだが、それが私には目障りで仕方ない。田中要次演じるマスターの「あるよ」だけで充分だ(笑)。
キムタクは相変わらず誰を演じてもキムタクのまま。タモリ扮する代議士の花岡に至っては、サングラスをかけた代議士なんてあり得ないし、台詞がベタで大物代議士の威厳のカケラもない。正直、これほどシリアスな演技が下手だとは思わなかった。期待していたイ・ビョンホンが、本筋に全く関係ないチョイ役なのも寂しい。また、舞台挨拶で出演者が口をそろえて「終わり方はどうであれ・・・・・」と言って気を持たせた割には、観てみたら実に他愛ない終わり方だし。テレビドラマのファンにとってはいいだろうが、私のような人間にとっては『踊る大捜査線』と同様で「テレビドラマのスペシャル版にネームバリューのある役者を揃えただけという域を越えない」、そんな作品。