File No.0596
製作年/公開日 2006年 / 2007年10月06日 製  作  国 イギリス
監      督 ガブリエル・レンジ 上 映 時 間 93分
公開時コピー  その時、世界は試される。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ヘンド・アヨウブ
 ブライアン・ボーランド
 ベッキー・アン・ベイカー
 マイケル・ライリー・バーク
 ロバート・マンジャルディ
 ジェイ・ウィッテカー
 ジェイ・パターソン
 ジェームズ・アーバニアク
 ジョージ・W・ブッシュ
あ ら す じ  2007年10月19日、アメリカ合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュを乗せた専用機がシカゴに降り立つ。大統領のシェラトン・ホテルでの演説は絶好調で、場内からは喝采を浴びるが、一方ホテルの外ではデモ隊が数を増して大統領を待ち受けていた。
 演説を終えてホテルの外で人々と握手を交わした後、リムジンに乗り込んで帰途に着こうとしたその瞬間、大統領に向けて銃弾が2発放たれる。合衆国大統領狙撃の一報は、瞬く間にTV画面などを通して全米、さらには世界各地に広がっていく。そして、医師団の必死の努力も空しブッシュ大統領は死亡してしまうのだった。
 警察とFBIは総力を挙げて容疑者を探した。過激派デモ隊のリーダー、イラク戦争復員兵、そしてイスラム教徒など主要な容疑者が数人にしぼられてくる。狙撃をしたと思われる場所に残されていた証拠を元に、ついに真犯人と思しき人物が逮捕され、裁判でも有罪の評決を受ける。“大統領暗殺”という世界で最も注目された事件は終わりを告げるかに見えたが、そんなある日、新聞の片隅に小さな記事が掲載される。そこには驚くべき新事実が記されていたのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  う〜ん・・・・・何なんだろうね、これは?(笑)観ているうちに、本当にブッシュ大統領が暗殺されたような錯覚に陥っていった。それにしても、最も驚かされたのは、てっきり制作国はアメリカだと思っていたのだが、実は調べてみるとイギリスで作られた作品だったという点。よくもまぁ、アメリカの大統領が暗殺されたなどという大胆な作品を作ったものだ。以前の『クィーン』といい、他の国ではタブーとするような微妙な題材を公にするのがよっぽど好きな人種なのだろうか。おかげで、ブッシュがどれほど国民から反感を受けているのかすら信憑性に欠けてしまう。作品自体について言えば、もしこれが実際に米大統領暗殺事件のドキュメンタリーであれば納得できるのだが、フィクションである以上は、ブッシュか暗殺犯のいずれかにスポットを当ててもっとドラマティックに描いて欲しかった。事件関係者のコメントで終始するという構成は、正直眠気を誘う。