評 価
File No.
0612
製作年 / 公開日
2007年 / 2007年11月03日
製 作 国
日 本
監 督
三枝 健起
上 映 時 間
116分
公開時コピー
僕ずっとオリヲン座を守るさかい
ここでいつまでも、一緒に映画(シャシン)かけてもらえますか。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
宮沢 りえ
[as 豊田トヨ]
加瀬 亮
[as 仙波留吉]
宇崎 竜童
[as 豊田松蔵]
田口 トモロヲ
[as 三好祐次(平成)]
中原 ひとみ
[as 豊田トヨ(平成)]
樋口 可南子
[as 三好良枝(平成)]
原田 芳雄
[as 仙波留吉(平成)]
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あ ら す じ
昭和25年以来半世紀続いた映画館・オリヲン座の閉鎖特別興行の招待状が、ゆかりの人々の元へと送られてくる。招待状を受け取った
三好良枝
は、別れを決意した夫・
三好祐次
を呼び出し、最後にオリヲン座へ一緒に行くことを持ちかける。
昭和32年の京都。館主・
豊田松蔵
とその妻・
豊田トヨ
が経営する映画館・オリヲン座に、ひとりの少年がやってきて、突然雇ってくれないかと頼み込む。彼の名は
仙波留吉
といい、17歳で両親もなく大津から京都に出てきたばかりだった。こうして留吉は、豊田夫婦の世話になりながら、オリヲン座で働くことになった。
留吉がオリヲン座に来てから数年後、穏やかだった日常に転機が訪れる。館主の松蔵が亡くなってしまい、オリヲン座を続けるか閉鎖するかの選択に迫られたのだ。いつまでも留吉を引き留めてはおけないというトヨに対して、留吉は生前の松蔵の言葉を守ってオリヲン座を続けていくことを決意する。未亡人と留吉の仲を勘ぐる周囲の白い目に晒されたり、テレビ放送開始の煽りを受けて斜陽化していく映画産業のために苦境に立たされながらも、トヨと留吉はオリヲン座を守り続けたのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
手堅い手法で堅実にソツなく作られているという印象の作品。ただ、惜しまれる点もいくつか見られた。まずは、宮沢りえだ。私は元々彼女は正直言って嫌いだから言うわけではないが、あまりに痩せすぎていて女性としての艶や魅力が全く感じられないのは致命的。そして、彼女と加瀬亮分する留吉の気持ちの交流が描き足りない。また、現在の留吉が加瀬には全く似ても似つかぬ原田芳雄を持ってくるとは、もう少しマシなキャスティングができなかったものか。おかげで、過去と現在の繋がりが切れてしまって、まるで別のストーリーのように感じてしまう。
それにしても、余談になるが、公開日を東宝の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』にモロにぶつけるとは、東映もなんて向こう見ずなブッキングをしたものだろうか。まさか、正面からぶつかって勝てるなどとは夢にも思っていないだろうに(笑)。