評     価  

 
       
File No. 0627  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2007年12月01日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   深作 健太  
       
上 映 時 間   090分  
       
公開時コピー   足を切り落とされるぞ!  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   松下 奈緒 [as 水野しより]
鈴木 亜美 [as 火請愛子]
中川 翔子 [as 橘弥生]
小沢 真珠 [as レイカ]
池内 博之 [as 朝宮圭一]
岩根 あゆこ [as 物部静]
森下 能幸
神威 杏次
仁科 貴
岩尾 望
小山 力也 [as 物部昭(声)]
 
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あ ら す じ    恋人の朝宮圭一に浮気され落ち込む水野しよりは、親友の火請愛子に誘われて2人で人里離れた阿鹿里村の温泉に訪れる。些細なことで2人口論になり、しよりは愛子を温泉に置いて先にロッジへ戻った。すると、ロッジのどこからか携帯電話の呼び出し音が鳴り響く。2階の押し入れの中で鳴っていたその携帯に出ると、男の声で「今すぐ逃げろ。足を切り落とされるぞ」と告げた。そして、その時すでに大勢の村人たちがしよりのロッジを取り囲むように迫りつつあったのだった。着の身着のままで逃げ出したしよりは、携帯の声の主・物部昭から阿鹿里村の恐るべき実態を知らされるのだった。
 一方、ひとり温泉に残された愛子の前には謎の女レイコが現れ、ハサミを両手に愛子に襲いかかってくる。レイコは、かつて愛子が付き合っていた男性の元カノだったのだ。しよりは愛子への連絡を何度も試みるが、やっとつながった電話は愛子の悲鳴とともに切れてしまう。やむなくしよりは、友人の橘弥生に連絡して助けを求める。弥生は、愛子がネットで見つけたという「阿鹿里村」が、実はネット上には全く掲載されていない村であることを調べてくれ、愛子に注意するようにとしよりに告げた。愛子は一体何を企んでいるのか?そして、しよりと愛子は阿鹿里村から生きて帰ることができるのだろうか・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    作品自体には全く期待せず、松下奈緒が主演ということだけで観たのだが、これが結構面白かった。作品のジャンルはホラー、サスペンスに属するのだろうが、これはどう見てもコメディ作品だ(笑)。ラストでの池内博之の弾けまくった演技は真剣であればあるほど滑稽に見えてくるし、極めつけは小沢真珠だ。
 彼女の登場さえなければ、結構緊迫したサスペンスになっただろうに。あの場違いなフランス人形のようなドレス、片目の眼帯、それにハサミ。あの巨大ハサミ、あんな物一体どこに行けば手に入るんだ?(笑)。そして、それに対して鈴木亜美扮する愛子がチェーンソーとは、思わず吹き出しそうになった。やられてもやられても起き上がって襲ってくるレイカはターミネーターか?
 ずっと携帯からの声だけで、最後の最後に登場した物部昭が不自然に顔を隠している。ラストでもう一波乱あるのかと思いきや、その顔は・・・・・想像もしていなかった形で「やられた!」