評 価
File No.
0637
製作年 / 公開日
2007年 / 2007年12月14日
製 作 国
アメリカ
監 督
フランシス・ローレンス
上 映 時 間
100分
公開時コピー
地球最後の男に希望はあるのか。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
ウィル・スミス
[as ロバート・ネビル]
アリシー・ブラガ
[as アナ]
チャーリー・ターハン
[as イーサン]
ダッシュ・ミホク
[as アルファ・メイル]
サリー・リチャードソン
[as ゾーイ・ネビル]
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
2012年。人間の姿が消え去り動物たちが闊歩するニューヨークで、愛犬のサムとともにたった一人生き残った男、
ロバート・ネビル
。彼は、無人になった店舗や他人の家で食料品や日用品を入手し、セントラルパークに畑を作って生きていた。そして、自分以外の生存者を求めて、毎日無線でメッセージを流し続けていた。
3年前、あらゆる病弊を完全に治癒するという、ウイルスによる遺伝子治療法が発見された。それはガン患者すらも100%完治させるという画期的なものだったが、そのウイルスには恐るべき副作用があることがわかった時には、既に手遅れだった。ウイルスに感染した者は、感情や人格を喪失して凶暴な獣と化し、ただ食料である人間を求めて彷徨う亡者となり果てるのだ。感染者には紫外線に弱いという致命的な弱点があるため、昼間だけが彼に許された活動時間だった。
敢えてウイルスの震源地であるニューヨークにとどまりワクチンの開発に没頭する、有能な科学者でもあるネビル。果たして、彼の行く先に希望はあるのだろうか・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
例によって予備知識を仕入れることなく観たのだが・・・・・まさかゾンビ映画だとは思わなかった(笑)。しかも、2度目のリメイクだとは・・・・・。中身は決して悪くはなかったのだが、細部には粗が見受けられた。たとえば、ガソリンの入手方法はわかったのだが、電気はどうやって手に入れているのか?あるいは、生き残った6億の人間のうち、5億9千万人が感染者で健常者は約1千万人とのことだが、健常者を食料とする感染者が3年もの間どうやって食いつないでいたのか、など。細かい点を気にしなければ、前半はとにかく他に誰も登場しないウィル・スミスの文字通り独壇場なのだが、観る者を全く退屈させることがないのは脚本の妙だ。思うに、事態の発端を最初に明かさずに、「なぜロバート・ネビル一人しか人間がいないのか?」という疑問を持たせることで、作品に対する興味を抱かせることに成功しているのだろう。