評 価
File No.
1268
製作年 / 公開日
2009年 / 2010年09月11日
製 作 国
スウェーデン / デンマーク / ド イ ツ
監 督
ダニエル・アルフレッドソン
上 映 時 間
130分
公開時コピー
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ミカエル・ニクヴィスト
[as ミカエル・ブルムクヴィスト]
ノオミ・ラパス
[as リスベット・サランデル]
アニカ・ハリン
[as アニカ・ジャンニーニ]
ペール・オスカルソン
[as ホルゲル・パルムグレン]
レナ・エンドレ
[as エリカ・ペルジェ]
ペーター・アンデション
[as ニルス・ビュルマン]
ヤコブ・エリクソン
[as クリステル・マルム]
ソフィア・レダルプ
[as マーリン・エリクソン]
ヤスミン・ガルビ
[as ミリアム・ウー]
ヨハン・キレン
[as ヤン・ブブランスキー]
ターニャ・ロレンツォン
[as ソーニャ・ムーディグ]
パオロ・ロベルト
[as パオロ・ロベルト]
ミカエル・スプレイツ
[as ロナルド・ニーダーマン]
ミカリス・コウトソグイアナキス
[as ドラガン・アルマンスキー]
アンデシュ・アルボム・ローゼンダール
[as ペーテル・テレボリアン]
トマス・リンドブラード
[as マッゲ・ルンディン]
ペーレ・ボランデル
[as ソニー・ニエミネン]
ハンス・クリスティアン・トゥーリン
[as ダグ・スヴェンソン]
イェニー・シルフヴェルヘルム
[as ミア・ベルイマン]
ラルフ・カールソン
[as グンナル・ビョルク]
オーラ・ヴァールストレム
[as ペール=オーケ・サンドストレム]
ニクラス・ユールストレム
[as リカルド・エクストレム]
マグヌス・クレッペル
[as ハンス・ファステ]
ダニエル・グスタフソン
[as ニクラス・エリクソン]
ドナルド・ホグベリ
[as イェルケル・ホルムベリ]
テイラ・ブラッド
[as リスベット(少女時代)]
ゲオルギー・ステイコフ
[as アレクサンデル・ザラチェンコ(ザラ)]
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あ ら す じ
大富豪ヴァンゲルの依頼を、天才ハッカー
リスベット・サランデル
の助力を得て
ミカエル・ブルムクヴィスト
が解決してから1年が経過した。その間リスベットはどこかへと姿を消しており、ミカエルは何度もリスベットに連絡を取ろうと試みるが、彼女の行方は杳として知れなかった。
そんな時、ミカエルが復帰した雑誌社ミレニアムに新たな仲間が加わった。恋人の
ミア・ベルイマン
と共に少女売春組織の取材を進めていたジャーナリスト、
ダグ・スヴェンソン
だった。ところが、ある日ダグに呼び出されたミカエルが彼のアパートを訪れてみると、ダグはミアと共に何者かに殺害されてしまっていた。そして、警察の捜査から思わぬ容疑者が浮かび上がる。ダグたちを殺害した凶器の拳銃の持ち主は、リスベットの後見役である
ニルス・ビュルマン
の所有物だったが、その拳銃からビュルマンの指紋の他にリスベットの指紋が検出されたのだ。
そして、リスベットをさらに追い込むかのように、今度はビュルマンが他殺死体となって発見される。指名手配犯となってしまったリスベットの無実を信じるミカエルは、何とかリスベットに連絡を取ろうとするが一向にリスベットからの応答はなかった。やむなく単身でリスベットの無罪を証明するために、ミカエルは独自の調査を進めていくうち、通称“ザラ”と呼ばれるロシア人が浮かび上がってくるのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
ミレニアム3部作の2作目『火と戯れる女』と3作目『眠れる女と狂卓の騎士』が連続公開されることとなり、初日の今日(9月11日)は渋谷・シネマライズで3部作が一挙オールナイトで上映されるのには惹かれた。ところが、さすがに物好きな私でも21:00から始まって3の上映が終了する時刻が05:10というのは意識を保っていられる自信がなく、結局朝一番で2のみを観ることにした。
2作目を観た率直な感想は、あまりに登場人物が増えて誰が何者なのかを把握するのに苦労した・・・・・というか、正直言えば把握しきれなかった。上のキャスト欄に挙げた人数も半端じゃないのだが、実は半分以上は「そんな名前の人物登場したっけ??」状態。ただ、重要人物さえ把握しておけば展開を追うのには困らないのが救いで、あとは前作同様に作品にぐいぐいと引っ張られて130分があっという間に過ぎてしまった感がある。
このシリーズの見所は、なんと言ってもリスベットという特異なキャラクターだ。この作品では髪を下ろしてピアスも着けない素顔が何度か見られるが、やっぱりピアスだらけの顔の方がリスベットらしいし、その方が美人に見える(とは言っても、決して私の好みのタイプではないのだが)。そして、前作と異なり今回はクレジットこそ2番目だが、明らかにリスベットが主役の作品だ。謎解きのスリルという点では前作に劣るのがちょっと残念ではあるけれど、それでも次々と真実が明らかにされていく展開は観る者を決して退屈させない。少なくとも、フランス製のアガサ・クリスティ作品よりは数段こちらの方が面白いと私は断言したい(だから『華麗なるアリバイ』も観なかった)。