評     価  

 
       
File No. 1558  
       
製作年 / 公開日   2011年 / 2012年02月25日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ビル・コンドン  
       
上 映 時 間   118分  
       
公開時コピー       

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   クリステン・スチュワート [as ベラ・スワン]
ロバート・パティンソン [as エドワード・カレン]
テイラー・ロートナー [as ジェイコブ・ブラック]
ビリー・バーク [as チャーリー・スワン]
ピーター・ファシネリ [as カーライル・カレン]
エリザベス・リーサー [as エズミ・カレン]
アシュリー・グリーン [as アリス・カレン]
ケラン・ラッツ [as エメット・カレン]
ニッキー・リード [as ロザリー・ヘイル]
ジャクソン・ラスボーン [as ジャスパー・ヘイル]
サラ・クラーク [as レニー]
アナ・ケンドリック [as ジェシカ]
クリスチャン・セラトス [as アンジェラ]
マイケル・シーン [as アロ]
 
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あ ら す じ    いくつもの困難を超えて、遂にエドワード・カレンと同じヴァンパイアとなり“永遠”の生を送る決意をしたベラ・スワン。人間である間に結婚式をあげて、オオカミ族のジェイコブ・ブラックに別れを告げ、2人はとある孤島へとハネムーンに旅立つ。2人は初めて訪れたふたりきりの至福の日々を過ごすが、それも長くは続かなかった。ベラが妊娠し体調を崩してしまったのだ。
 結婚式からわずか14日でのあまりに早い妊娠、そして、その後の胎児の成長もまたあまりに早すぎた。ハネムーンも早々に切り上げて2人はカレン邸へと戻るが、医者であるカーライル・カレンにとってさえも、その胎児の異常な成長ぶりには為す術もなかった。次第にに衰弱し、痩せ衰えていくベラ。エドワードの説得も、さらには見舞いに訪れてベラを説得するようエドワードに頼まれたジェイコブの言葉さえも、彼女の翻意を促すことはできなかった。
 ヴァンパイアとの間にできた胎児のために、ベラの生命が危機に瀕していると知ったオオカミ族は、今まで友好関係にあったカレン一家を襲撃するという決断を下す。ところが、そんな仲間の決断に同意できないジェイコブはひとり仲間を抜け、カレン一家を守ることを決意するのだった。
 そんなジェイコブの発案で、保存用の血液を与えられたベラは、一時的に元気を取り戻したかに見えた。そして、いよいよ出産の当日。カーライルとエズミは出産に備えて狩りに出掛けるしまい、2人が戻らないのにもかかわらず、ベラは一刻の猶予も許されない状態に追い込まれてしまう。しかも、カレン邸の周囲は襲撃の機会をうかがうオオカミ族たちによって包囲されてしまっていた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    いよいよ大詰めを迎えたシリーズ最終作『ブレイキング・ドーン』は、『ハリポタ』同様に2部構成となった(ちなみに、『Part2』は今年12月の公開とのこと)。ついにベラを巡る三角関係に決着が着き、今回の作品ではベラとエドワードの結婚式と新婚旅行、そして出産が描かれているのだが、今までに比べると大きな事件もなく今ひとつ物足りなかったような気がする。そう感じる理由はもうひとつあって、ほとんど全編がベラの描写に終始して、しかもクライマックスシーンで活躍したのはジェイコブで、エドワードは完全に脇役に追いやられたような形になった点にもある。
 2007年の『ゴースト・ハウス』で初めてクリステン・スチュワートを観た時は、そのスタイルの良さとルックスの美しさにグゥの音も出なかった。なのに、トワイライト・サーガの回を重ねる毎に、もちろんスタイルの良さは変わりないものの、以前の柔らかな可愛らしさが薄れていく代わりに、どんどんキツイ顔つきになっていくような気がするのは残念。まぁ、美人には違いないんだけどね。そんな彼女が熱演したこの作品、妊娠してからの彼女は驚くほど痩せ衰えてしまうのが観ていて痛々しい。肌に皺がよったりたるみができたりはしていないから、実際に無茶なダイエットをしたわけではなくCGなのだと安心して観られるものの、手足なんてほとんど骨と皮だけの状態なのだ。
 ペラをそんな状態に追いやった赤ん坊だが、ヴァンパイアであるカーライルをも驚嘆させるような特異な赤ん坊のようで、一体どんな能力を秘めているのだろうか。どうやらそこがPart2の鍵になりそうだ。マイケル・シーン扮するヴァンパイアの宗家・ヴォルトゥーリー一族のアロも、明らかに赤ん坊の何かを欲しがっているから。もしかして、Part2ではヴォルトゥーリー一族とカレン一家の壮絶な戦いが繰り広げられるのかな?
 胎児がベラを死に追いやろうとしていることで、オオカミ族はついに協定を破ってカレン一家を襲おうとするが、ジェイコブは自らの一族を裏切ってまでカレン一家を守ろうとする。おそらく、心の底ではエドワードを八つ裂きにしても気が済まないだろうにもかかわらず、そこまで一途にベラを愛することができるとは男冥利に尽きるというものだ。そして、カレン一家とジェイコブはオオカミたちに囲まれて絶体絶命の窮地に陥るのだが、ここが最大の山場と言えば言えるかもしれない。ところが、ジェイコブがベラの産んだ赤ん坊と刻印を結んだことを知ると、オオカミ族はアッサリと引き上げてしまう。えっ?ヴァンパイアと人狼が結ばれるなんて、まるで『アンダーワールド』のような事態が果たして許されるのか?ジェイコブはこの先一体どうなってしまうのだろうか。
 ベラとエドワードにジェイコブ、そして今回さらにベラの娘(赤ん坊だが、きっと成長速いんだろうな。Part2では少女になっているかも)も加わって、彼らの愛はどう絡まりどう結びつくのだろうか。すべての答えはPart2まで待てってことだなんだけど、もちょっと公開時期早まらないかな(^-^;)。