評     価  

 
       
File No. 2975  
       
製作年 / 公開日   2019年 / 2019年02月22日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   山口 ヒロキ  
       
上 映 時 間   52分  
       
公開時コピー   血が湧き、
肉が踊りだす
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   浅川 梨奈 [as 鋸村ギーコ]
あの [as 碧井ネロ]
日高 七海 [as 仙崎]
替地 桃子 [as ドリエ]
護 あさな [as ネメシス]
尾形 穂菜美
範田 紗々
寺井 義貴
椿 かおり
黒川 鮎美
 
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あ ら す じ    自前のチェーンソーを持ち歩く鋸村ギーコはうぐいす学園に通う女子高生。ある日同級生のマッドサイエンティスト・碧井ネロが創り出した改造死体たちに襲われ始める。 ギーコは同僚を殺された仙崎と、ネロに両手をドリルに改造されたドリエを伴い、迫り来る改造死体たちを撃退して行きながら、首謀者のネロのアジトに乗り込み直接対決を試みる。
 なぜ、ギーコを執拗に襲うのか!?それには衝撃の理由があった!苦闘の末にネロを撃ち破ったギーコだったが、鎧を纏った新たな敵と遭遇する。彼女はうぐいす学園新生徒会ガーディアンズの総長ネメシス。ギーコ、絶体絶命のピンチに!!
 
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たぴおか的コメント    もちろん作品自体が目当てではなく、主演が浅川梨奈ってことだけで観た作品で、主演が彼女じゃなければ100%観なかっただろう。B級だとは百も承知のうえだったが、それでもこれだけB級感溢れる作品を観たのは、もしかしたらとっくに閉館しているシアターN渋谷で観た『片腕マシンガール』以来(?)かもしれない。
 念のためお断りしておくけど、このサイトの評価は映画評論家のそれのような公平無私なものなんかじゃなく、あくまで独断と偏見に基づくものなので、浅川梨奈やその他の出演者に興味がない向きが観て「こんな作品に星が7個なんて大嘘だ!」なんて言われても、当方では一切責任はとれないので悪しからず(笑)。とはいっても、メイン館のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ではとっくに公開が終わっているし、現在上映中のヒューマントラストシネマ渋谷でも『前編 ネロの復讐』はレイトショーのみでの上映が昨日(04/04)で終わり、『後編 ギーコの覚醒』もやはり1日1回のレイトショーで今日(04/05)からおそらく1週間しか上映されないから、私のようなよっぽどの物好きしか観には行けないだろうけど。
 セーラー服の下にはロックバンドのTシャツでさらにその下にはブラじゃなくサラシ、そしてなぜかふんどしに下駄といういでたちの女子高生、浅川梨奈演じるギーコが抜群に可愛くてカッコイイから、他は正直どうでもいい(笑)。なぜギーコがチェーンソーなんてクソ重いモノを常時所持しているのかも、ネロがギーコに復讐しなければならない理由も結局よくわからなかったけど、ノー・プロブレム。ギーコのパンチラ・・・・・じゃなくてふんどしチラリの“ふんチラ”や、Tシャツを脱いでサラシを巻いたセクシーショット、果ては銭湯での全裸格闘シーン(もちろん肝心なところは見えないので、期待しないように)を披露してくれているから、浅川梨奈目当ての私はそれでもう満足。そして、出演者全員が異様なハイテンションでぶっ飛んでいて、中でもあの(←連体詞の「あの」じゃなく、名前)扮する金髪が似合わないネロ様の異様なテンションは見物だ。ただ、あの(←名前じゃなく連体詞)喋り方はセリフが聞き取りづらいのが難点だった。
 ひとつだけ(他にも多々あるけど、挙げるとキリがないので)注文をつけさせてもらうなら、前編が52分、後編が54分という超短尺の構成ならば、1本にまとめて110分程度の作品にしても良かった気がする。もっともそれは昼間の上映回があればの話で、HTシネマ渋谷のレイトショーとなると帰りの心配をしなければならないから、1時間に満たないという短尺はありがたかった。
 余談だが、アクアシティお台場では4DXで上映されていたようで、血しぶきはもちろんのこと、美人を見ると出るというくしゃみの飛沫やネロの失禁、果ては銭湯でオッサンが股間をしばくしぶき(これはさすがにおぞましい)までが顔面に浴びせられるとは、眼鏡必須の観客にとってはまさに拷問に等しい。そんなもののために+1,000円もの上乗せの割増料金を払わされるなんて、たまったもんじゃない(笑)。