製作年/公開日
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2005年 / 2006年07月080日
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製 作 国
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イギリス / カ ナ ダ
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監 督
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テリー・ギリアム
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上 映 時 間
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117分
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公開時コピー
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ギリアムの“アリス”は、孤独の迷宮をさまよう
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ジョデル・フェルランド [as ジェライザ=ローズ]
ジェフ・ブリッジス [as パパ]
ジェニファー・ティリー [as ママ]
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ジャネット・マクティア [as デル]
ブレンダン・フレッチャー [as ディケンズ]
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あ ら す じ
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ジェライザ=ローズは、ヤク中の両親を持つ『不思議の国のアリス』が好きな10歳の少女だった。ある日、ついにママが死んでしまい、ローズは逃げるように元ロックスターのパパと街を出てテキサスにある祖母の家にやってきた。そして、祖母亡き後ほったらかしだったボロ家に辿り着く早々、パパはクスリで“バケーション”に出てしまい、動かなくなってしまう。
仕方なく親友のバービー人形の頭を連れて探検を開始するローズ。意味不明な言葉を発するリスを追って秘密の屋根裏部屋を見つけ、家の周りに広がる金色の草原では幽霊女に出くわして・・・・・。
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たぴおか的コメント
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前作『ブラザーズ・グリム』が大衆向けの凡庸な作品だとすれば、この作品は鬼才テリー・ギリアムの本領発揮といったところか。正直言って、ギリアムファンにとっては受ける作品だろうが、ギリアムに興味のない観客にとっては悪趣味な映像にしか映らないかもしれない。そんな中で、主役のジョデル・フェルランドの凄さは光っている。純真無垢な少女という形容がふさわしく、演技をしているという感じを全く与えないほど自然にスクリーンで振る舞っている。そのうえ、ローズと同年齢の10歳にして既に芸歴7年に及ぶというのも驚きだが、4体のバービー人形の声を巧みに演じ分けるのには心底驚かされた。
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