評 価
File No.
0775
製作年 / 公開日
2007年 / 2008年07月05日
製 作 国
アメリカ
監 督
マイケル・ポーリッシュ
上 映 時 間
104分
公開時コピー
夢をあきらめないこと。
父の背中が教えてくれた。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ビリー・ボブ・ソーントン
[as チャーリー・ファーマー]
ヴァージニア・マドセン
[as オードリー・“オーディ”・ファーマー]
ブルース・ダーン
[as ハル]
ティム・ブレイク・ネルソン
[as ケヴィン・マンチャク]
マックス・シエリオット
[as シェパード・ファーマー]
ジャスパー・ポーリッシュ
[as スタンリー・ファーマー]
ローガン・ポーリッシュ
[as サンシャイン・ファーマー]
マーク・ポーリッシュ
[as FBI捜査官マチス]
ジョン・グライス
[as FBI捜査官キルボーン]
ブルース・ウィリス
[as マスターソン大佐]
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あ ら す じ
チャーリー・ファーマー
は、宇宙飛行士になることを子供の頃から夢見ていた。そのために空軍にパイロットとして入隊し、NASAの宇宙飛行士訓練プログラムにも参加した。ところが、そんなさなかに父が急死してしまい、彼は実家の農場を継がなければならなくなった。夢を挫折したかに見えたチャーリーだったが、彼はその程度のことで夢を諦めるような男ではなかった。
彼は長い年月と自分の貯金をつぎ込んで、自分の手でロケットを作ったのだった。そして、そんな彼を支えてくれていたのが、妻の
オーディ
と15歳の息子
シェパード
、そして、2人の娘
サンシャイン
と
スタンリー
だった。ところが、最初の打ち上げが見事に失敗してしまい、大けがを負ったチャーリーは夢から醒めたようにロケットへの執着を捨ててしまおうとする。
そんなチャーリーを再び夢へと向交わせたのが、妻のオーディの「夢は信じ続ければ叶うことを子供たちに教えて欲しい」という叱咤激励だった。妻の言葉に改めて夢へと向かう力を得たチャーリーは、危険人物としてFBIからマークされたことや、昔の同僚だった
マスターソン大佐
の制止にも気持ちが揺らぐことはなかった。果たして、彼は見事宇宙へと飛び立つことができるのだろうか・・・・・?
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たぴおか的コメント
自分の手でロケットを造り宇宙へと飛び立つ、それは現実には絶対にあり得ない夢物語だ。いくら宇宙飛行士になることを夢に見続けてきたとはいっても、さすがに手作りのロケットでは不測の事態に陥る危険性は極めて高く、そんなものに命を預けようとは到底思えないのが普通だ。そして、途中で通信機のトラブルはあったものの、それ以外には何の問題もなく無事生還するというのはやはり出来過ぎだとしか言いようがない。
映画という虚構の世界の中での話だから、その点はあまり深く突っ込むことはやめておくとして・・・・・コピーには「夢をあきらめないこと」とあるが、この物語の主人公チャーリーは、「夢を諦めない」というよりも、「夢にしがみついて現実を生きられない男」という印象を受けてしまう。夢を諦めずに実現すること自体は素晴らしいことなのだが、それはあくまで現実をしっかりと見据えた上での話でなければならない。まして、チャーリーには妻もいれば子供もいて、家族に不自由な想いを強いてまで実現する夢にどれほどの価値があるのか、それを考えると、正直チャーリーは大人になりきれない単なるワガママ男にしか思えなかったりする。そのせいか、無事宇宙から生還して家族と再会しても、今ひとつ盛り上がりに欠けるように思えた。余談だが、作品中にどう見てもブルース・ウィリスにしか見えない男が登場していたため、本当に彼なのかエンド・クレジットで確認しようと思ったのだが、残念ながら彼の名前はクレジットになかったようだ。