評 価
File No.
0953
製作年 / 公開日
2008年 / 2009年04月04日
製 作 国
アメリカ
監 督
キャサリン・ハードウィック
上 映 時 間
122分
公開時コピー
すべてを奪われたい
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
クリステン・スチュワート
[as イザベラ・マリー・スワン]
ロバート・パティンソン
[as エドワード・カレン]
ビリー・バーク
[as チャーリー・スワン]
ピーター・ファシネリ
[as Dr.カーライル・カレン]
エリザベス・リーサー
[as エズミ・カレン]
ニッキー・リード
[as ロザリー・ヘイル]
アシュリー・グリーン
[as アリス・カレン]
ジャクソン・ラスボーン
[as ジャスパー・ヘイル]
ケラン・ラッツ
[as エメット・カレン]
キャム・ギガンデット
[as ジェームス]
エディ・ガテギ
[as ローラン]
レイチェル・レフィブレ
[as ヴィクトリア]
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あ ら す じ
母親の再婚のために、
ベラ・スワン
はアリゾナからアメリカ一雨が多いというワシントン州フォークスという小さな町に住む父
チャーリー
の元へ越してきた。そして転入した高校で、他の生徒たちから一線を画すように決して交わろうとせず、自分達だけの世界を守っているかのような、
エドワード
、
アリス
、
ロザリー
、
ジャスパー
、
エメット
らカレン家の面々と出会う。
ベラは生物のクラスで、エドワードの隣の席に座ることになった。エドワードの冷たいまでの美しさに惹かれるベラだったが、エドワードはなぜか自分を避けていることに気づく。理由もわからずにエドワードに嫌われたことに悔しさを感じ落ち込むベラだったが、彼女が駐車場で運転を誤った車に突っ込まれた時、瞬時にベラの元に移動して素手で車を止めて助けてくれたのはエドワードだった。「自分には近づくな」というエドワードの言葉に反し、彼に惹かれていく気持ちを抑えることができないベラは、エドワードらカレン一家がヴァンパイアの一族であることをつきとめた。
エドワードの正体を知ったベラに対し、エドワードはカレン一家は人間ではなく獣の血で生きながらえることができ、日光を浴びても死ぬことがない特別な一族であることを告白した。そして、彼がベラを避けたのは、他人の心を読める能力を持つエドワードにとって、ベラは唯一考えを読めない特別な存在であり、異性としてベラに惹かれると同時に彼女の血を求める強い衝動を抑える自信がなかったためだった。エドワードの告白を聞き、ベラの彼に対する恋心はさらに揺るぎないものへとなったが、それはまたエドワードも同様だった。2人は先行きに不安を抱えながらも、強く激しく惹かれあっていく。
ベラはエドワードに誘われて、カレン家に招かれることとなった。カレンは自分を食事の対象としてではなく、エドワードの恋人として暖かく迎えてくれた一家に好感を持つ。しかし、彼らの野球に誘われたベラはそこで、今なお人の生き血を求めてやまない
ローラン
、
ジェームズ
、
ヴィクトリア
ら、カレン家とは対立する放浪ヴァンパイアの一団と遭遇してしまう。そして、彼女が人間だと知ったジェームスから、ベラは次の獲物として狙われる羽目に陥ってしまう・・・・・。
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たぴおか的コメント
ハッキリ言って、こういう作品は大好きなのだ。ヴァンパイアを描いたホラー作品などではなく、あくまでベラとエドワードの恋を主題にした作品で、ヴァンパイアという設定には2人が恋を成就するために超えなければならない大きな障壁という意味合いが大きい。だから、十字架やニンニクも登場しなければ、昼間眠るためのベッドである棺桶も登場しない。その辺りが恋愛作品として成功している所以で、初日の初回に訪れた劇場の観客は8割が10代、20代の女性だったことに表れている。
その女性客の大半は、エドワードを演じたロバート・パティンソンが目当てだと思われる。あまりに整いすぎた感のある端正な顔立ちに、メイクのおかげだろうが血の気が全く感じられない蒼白い顔色のおかげで、一種独特な雰囲気を醸し出すことに成功している。対するベラ役のクリステン・スチュワートは、私にとっては『ゴースト・ハウス』以来2度目のお目見えとなるが、相変わらずその美しいルックスとスタイルには惹かれてしまう。これで相手役にテキトーな役者をもってこられたら、不満が炸裂していたことは間違いない(笑)。
ベラが狙われるきっかけとなった、雷の鳴る中でのカレン一家の野球は作品中唯一コミカルなシーンで、その後訪れる緊張感を盛り上げる効果もあって面白い。また、エドワードがベラを背負って山道を疾走し、とんでもなく高い木に登るシーンの映像には見応えがある。ロバート・パティンソンは本当はヴァンパイアじゃないんだから、あんな所に登ってもし落ちたらどうするのだ?などと余計な心配をしてしまった。ラストシーンではベラがひとつの決断をするのだが、これに対してエドワードがどう応えたのか?切ない余韻が残る作品で、特に女性にはオススメだと言えるだろう。