評 価
File No.
1181
製作年 / 公開日
2009年 / 2010年03月19日
製 作 国
アメリカ
監 督
ロブ・マーシャル
上 映 時 間
118分
公開時コピー
世界は、男と女と愛でできている。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ダニエル・デイ=ルイス
[as グイド・コンティーニ]
ペネロペ・クルス
[as カルラ]
マリオン・コティヤール
[as ルイザ・コンティーニ]
ニコール・キッドマン
[as クラウディア・ジェンセン]
ジュディ・デンチ
[as リリー]
ソフィア・ローレン
[as ママ]
ケイト・ハドソン
[as ステファニー]
ファーギー
[as サラギーナ]
リッキー・トニャッツィ
エリオ・ジェルマーノ
アンドレア・ディ・ステファノ
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あ ら す じ
待望の新作『ITALIA』の撮影を10日後に控えた、世界的な映画監督
グイド・コンティーニ
は、親友でもあり彼の作品で長年衣装を担当している
リリー
に後押しをされて渋々記者会見に臨んだ。次々に浴びせかけられる記者からの質問に、グイドはただ「秘密だ」と応えるばかりだった。それもそのはず、未だに脚本は真っ白なままで、彼の頭の中には何の構想すら浮かんでいなかったのだ。
いたたまれなくなったグイドはあろうことか記者会見場から逃げ出してしまい、忍びで郊外のホテルに身を隠した。そして彼は電話で妻
ルイザ
に救いを求めるものの、一方では愛人の
カルラ
との関係をやめるつもりもなかった。やがて、主演女優の
クラウディア・ジェンセン
から連絡が入り脚本を要求されるが、未だに脚本は白紙のまま。そんなグイドに追い打ちをかけるように、カルラの自殺騒動が起き、ルイザからは離別を告げられる。
四面楚歌の状況の中、グイドの愛は一体どこへ向かうのか。そして、映画『ITALIA』は果たして完成するのだろうか・・・・・?
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たぴおか的コメント
もともとミュージカルはあまり好きではない私だったが、2006年の『プロデューサーズ』を観て食わず嫌いだったのかと考えを改めたのだが、この『NINE』のような作品を見せられると、再びミュージカル嫌いが再発しそうだ。実はこの作品、作品の番号からもわかるように、当初は公開2日目の3月20日(土)に観るつもりでいたのだが、当日はどうしても気乗りがせずに観るのを先送りにしてしまったのだ。確かに予告編を観ればキャストが豪華なのは充分にわかるのだが、それではではその豪華なキャスト以外にこの作品の見所はと考えてみると、残念ながら私の興味を惹くような要素が一切感じられなかったのだ。そして、1週間が経過した今週末(3月27,28日)公開作品が少なかったために、やっと劇場で観ることができたのだが・・・・・。
正直言って、観なくても良かったと後悔した。時間が経つのが異様に遅く感じられ、後半の60分は腕時計を何度見たことだろうか。そもそもミュージカルは歌って踊るのを見せるショー的な要素が大きいため、ストーリーなど二の次になってしまう傾向は否めないが、それならそれで歌と踊りに特化すればいいのにもかかわらず、中途半端に主人公が映画を撮れずに苦悩する姿をを描写してみたりするために、作品全体がどっちつかずの実に中途半端な仕上がりになってしまっている。この作品の売りである豪華キャストも生かし切れているとは言えず、私に言わせてみればペネロペ・クルスひとりが気を吐いているものの、他の役柄は誰が演じてもあまり変わり映えがしない程度の役割でしかない。ただ、今まであまり好きな女優とは言えなかったマリオン・コティヤールが初めて綺麗に見えたこと、そして、ジュディ・デンチの役柄が新鮮だったことは、数少ない収穫だと言えるだろう。