評 価
File No.
1221
製作年 / 公開日
2010年 / 2010年06月05日
製 作 国
日 本
監 督
守屋 健太郎
上 映 時 間
103分
公開時コピー
ダマしてる?
ダマされてる?
4つの部屋の4つの事件、
無事にチェックアウトできるのは誰!?
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
生田 斗真
[as 亀田雅之]
麻生 久美子
[as キャンディ]
山田 孝之
[as 朝倉陽介]
玉山 鉄二
[as 相田敏夫]
成海 璃子
[as 二宮留衣]
古田 新太
[as 太田勝俊]
温水 洋一
[as ペペ]
小島 聖
[as 太田美咲]
池田 鉄洋
[as 石塚達也]
柄本 時生
[as チー坊]
山崎 真実
[as マリン]
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あ ら す じ
周囲は山ばかりで海もないの“シーサイド”と名付けられたさびれたモーテルの103号室。仕事をサボりベッドでうたた寝をしていたインチキ美容クリームのセールスマン・
亀田雅之
の部屋に訪れたのは、コールガールの
キャンディ
だった。どうやら部屋を間違えたようだが、商魂たくましいキャンディはそのまま自分と遊ばないかと亀田に持ちかける。亀田もまたインチキクリームをキャンディに売りつけようと企むのだが・・・・・。
202号室。賭博で3,000万の借金を作って逃げている
朝倉陽介
とその連れの
二宮留衣
。宅配ピザを頼んだ2人だったが、到着したピザ屋の背後にいたのは朝倉から金を取り立てるために追ってきた、ニコニコ金融の
相田敏夫
とその舎弟の
チー坊
だった。借金を踏み倒そうとする朝倉にヤキを入れるため、相田は伝説の拷問職人・
ペペ
を呼んだという・・・・・。
203号室。EDに悩む中年男・
太田勝俊
は、妻の
美咲
に金髪のカツラと派手な下着を着けさせてみたものの、股間は一向に盛り上がらないままだった。太田はそのお詫びにと、普段は禁止していたパチスロに行くことを美咲に勧めた。美咲がいない間にコールガールを呼ぶつもりだったのだ。ところが、せっかく呼んだコールガールは、あろうことか階を間違えて下の部屋の103号室へと入っていった・・・・・。
シーサイドモーテルの近くの路上でエンストする高級車。
石塚達也
は半年間通い詰めて、やっと意中のキャバ嬢
マリン
を高級温泉旅館に誘い出したのだが、実はエンストも高級旅館も嘘で、最初からシーサイドモーテルで安く上げる魂胆だった。仕方なく石塚に従って102号室に入ったマリンだったが、その部屋の汚さにご機嫌は斜め。そんなマリンに切れて見せた石塚の作戦は成功するが、これからという時に石塚はギックリ腰になってしまい、マリンは交通費だと言って石塚の財布から金を抜き取ると、動けない石塚をそのままにタクシーで帰ってしまう・・・・・。
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たぴおか的コメント
ナゼか山奥なのに“シーサイド”モーテルという、詐欺みたいな名前のモーテルの4室で繰り広げられる、悲喜こもごも・・・・・と言うよりも、喜喜こもごもの人間たちを描いたコメディ・ドラマ。それぞれのエピソードが微妙に絡み合ってはいるものの、期待したような観る者をアッと言わせるような設定もなく、極めて無難にまとめられているという印象を受けた。
麻生久美子の演じるコールガール・キャンディがたまらなく可愛い。ところがこれがとんだ食わせ者で、あらゆる手練手管を使って生田斗真扮する亀田を騙そうとする。亀田も応戦するが所詮敵の方が何枚も上手で、結局彼女のいいなりになってしまう悲しい男のサガが、同じ男としてよくわかる(笑)。そして、『イキガミ』では山田孝之の妹役だった成海璃子が、今度は恋人役で出演している。このところ剣道や書道に打ち込む女子高生の役が続いていたところに、こういう斬新な役柄を演じて見せてくれるのは新鮮だ。
麻生久美子に言わせると「結局美味しい所を持って行ってしまう」という、古田新太の女装がブキミだが、それよりも強いインパクトを与えてくれたのが、伝説の拷問ペペを演じたあの人だ。伝説にまでなった拷問職人だから、さぞかし強面の・・・・・と思っていたところへ登場したのがあの人とあって、その瞬間場内では笑いが巻き起こったことは言うまでもない。今考えてみると、“ペペ”という名前が、あの顔には妙にふさわしく思える。ちなみに、私と同世代の人間であれば、ほぼ100%近い人間が“ペペ”と言えば保積ぺぺを連想するはず。別にどーでもいい話なんだけど(笑)