評 価
File No.
1267
製作年 / 公開日
2010年 / 2010年09月10日
製 作 国
アメリカ
監 督
ポール・W・S・アンダーソン
上 映 時 間
97分
公開時コピー
新たな物語は「東京」から始まる。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ミラ・ジョヴォヴィッチ
[as アリス]
アリ・ラーター
[as クレア・レッドフィールド]
キム・コーツ
[as ベネット]
ショーン・ロバーツ
[as アルバート・ウェスカー]
セルヒオ・ペリス=メンチェータ
[as エンジェル・オーティス]
スペンサー・ロック
[as Kマート]
ボリス・コジョー
[as ルーサー・ウェスト]
ウェントワース・ミラー
[as クリス・レッドフィールド]
シエンナ・ギロリー
[as ジル・バレンタイン]
ケイシー・バーンフィールド
[as クリスタル]
フルヴィオ・セセラ
[as ウェンデル]
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あ ら す じ
東京・渋谷。T-ウイルスに感染してアンデッドと化した一人の少女が、通行人に襲いかかった。そして4年後、アンデッドに埋め尽くされた東京に
アリス
は降り立った。彼女の目的は、未だに地下でT-ウイルスの開発を続けるアンブレラ社の東京支部だった。施設に侵入したアリスは、アンブレラ社を壊滅状態に追い込んだものの、アンブレラ社を操る首魁・
アルバート・ウェスカー
に逃げられてしまった。
次にアリスが目指したのは、
クレア・レッドフィールド
や
Kマート
らがいるであろうアラスカだった。そこには感染から逃れた理想郷のような街“アルカディア”が人々を待っているはずだった。ところが、アラスカの地にはそれらしき街は見あたらなかった。そしてアリスは、そこで記憶を失い変わり果てた姿となったクレアと再会した。アラスカに“アルカディア”が存在しないと知ったアリスは、クレアを連れてそのままアメリカへと引き返すのだった。
ロスへ向かったアリスは、夥しい数のアンデッドに取り囲まれた刑務所に残された生存者を発見する。彼らと合流したアリスとクレアは、“アルカディア”が待ちではなくロスの沖に停泊している船のなであることを知らされる。やがて、絶対安全と思われた刑務所内へもアンデッドが侵入してくるようになり、アリスは囚われていたクレアの兄・
クリス・レッドフォード
を解放して、彼の案内で刑務所からの脱出を開始した。途中で次々と仲間を失いながらも、アリス、クレア、クリスの3名はついにアルカディア号へと乗船を果たした。ところが、船内には人気がなく、やがてアルカディア号自体がアンブレラ社の罠であることを知らされるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
前作のコピーが「アリス、砂漠に死す」だったが、当然のことながら彼女は死んではいないワケで、死んでいないならさらに続編が製作されるのも当然の成り行き。そして、今回の『アフターライフ』は、シリーズ初の3D作品だったが、その効果が遺憾なく発揮されていて映像は見応え充分だった。
『タイタンの戦い』の3Dのように、後付けで3D化された作品と異なり、この作品は最初から3Dを前提として作られているだけに、アリスの手裏剣がスクリーンから客席に向かって飛び出してきたり、ウェスカーのサングラスが飛んできたりと、全編を通しての臨場感はハンパじゃない。また、両手に持った銃を撃ちながらアンブレラ社のビルから落下したり、あるいは刑務所でのシーンといい、「高さ」が3Dによって実に巧く表現されているのも特徴だろう。
それにしても、前作のエンディングからすると今回のオープニングはあまりに唐突で、状況を理解するのに時間を要したのはちょっとツラかった。ミラ嬢が直接出演をオファーしたらしい中島美嘉扮するアンデッドが、いきなり渋谷の交差点のど真ん中でサラリーマンに噛みつくシーンから始まるのは、明らかに日本のファンに対する嬉しいサービスカットだ。ところが次のシーンでは、東京のアンブレラ社への侵入を企てるアリスが大勢いるというのは結局?のままだ。また、敵の首魁らしき人物ウェスカーについても、何の説明もないままにいきなり登場したために、一体何が目的なのかもほとんどラストに近い時点で初めてわかったという有様だった。
上映が終了してなぜか強いデジャヴ(既視感)に囚われたのだが、ある観客の一人が「マトリックスみたいだ」と言っていた言葉でその理由に納得。そしてそれは、おそらく『マトリックス』を観た者ならば誰もが感じた感想だろう。T-ウイルスによって身体能力が異様に向上したウェスカーが、クリスとクレアの兄妹が撃つ弾をことごとく避けるシーンは、エージェント・スミスが撃った銃弾をネオがのけぞって避けるシーンそのままコピーしたよう。日本だったら「著作権法違反だ」などと即刻訴えられそうな大胆な真似をしてしまうのには、正直驚きを通り越して感心すらしてしまった。