評 価
File No.
2048
製作年 / 公開日
2014年 / 2014年07月12日
製 作 国
日 本
監 督
日向 朝子
上 映 時 間
102分
公開時コピー
突然のキスからはじまる、
本当のスキ。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
川口 春奈
[as 橘めい]
福士 蒼汰
[as 黒沢大和]
市川 知宏
[as 竹村海]
足立 梨花
[as 武藤愛子]
永瀬 匡
[as 中西健志]
西崎 莉麻
[as 及川あさみ]
山本 涼介
[as 立川雅司]
八木 アリサ
[as 北川めぐみ]
寺門 ジモン
[as 雑誌編集者]
永池 南津子
[as 雑誌編集者]
渡辺 満里奈
[as 橘夏子]
菊池 亜希子
[as なつみ]
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あ ら す じ
16歳になるまで友達も彼氏も作らずに生きてきた
橘めい
は、ある日嫌がらせをしてきた
中西健志
と間違って、学校一のモテ男・
黒沢大和
を怪我させてしまう。ところが、なぜか大和はめいを気に入って、一方的に友達宣言をしたうえに、めいがストーカーに困って助けを求めると、大和はストーカーから守るためにキスまでしてしまう。
戸惑いながらも、助けてくれた大和に少しずつ心を開いていく。孤独だっためいの世界には、良き理解者である
及川あさみ
、口は悪いが根は優しい
武藤愛子
、ムードメーカーの
中西健志
、皆を優しく見守る
立川雅司
らといった仲間が増えていく。
気持ちを真っ直ぐにぶつけてくるめいは大和にとって新鮮で、大和はますますめいに惹かれていく。けれども、それに反して大和を知れば知るほど、自分が大和とは不釣り合いだと引け目をかんじてしまうめい。そんな2人の前に、大和が中学時代に傷つけてしまったと負い目をもつ
竹村海
や、カリスマモデルの
北川めぐみ
が現れ・・・・・。
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たぴおか的コメント
どうしてこの作品を劇場で観ようなどと思ったのか・・・・・よくわからない(笑)。川口春奈が主演だから?それもちょっと弱い気がするし、福士蒼汰なんでどーでもいいし、他のキャストは満里奈さんと寺門ジモン以外知らないし、もちろん原作の少女コミックなんて読んだことはおろか存在すら知らなかったし。
それがいいのか悪いのかはともかく、めいが大和に蹴りを入れたのが「起」、大和がめいに友達宣言をし、めいがそれを受け入れて付き合うようになるのが「承」、海とめぐみが現れて「転」、結局2人は・・・・・なのが「結」と、起承転結が単純明快で分かり易い。ただ、この手の作品では最も重要と言える、2人が一旦は付き合うようになったものの、大きな波がやって来て2人の関係が大きく揺れ動く、その波が穏やかすぎて結末が見え見えなのは、私のような素直じゃない人間にとっては物足りなく感じる。
こういった高校生の恋愛ものって、ある意味レディス・コミックの定番ネタで、中高生はまさに同じ時間を生きているし、それ以上の世代の人間にとっては、「自分にもあんな時代があった」と、どこか自分の身に置き換えて懐かしむことができるはず。なのに、この作品を含めて最近のティーンの恋愛作品を観ても、どうも素直にのめり込んで行けない自分がいる。それだけ、自分が10代だった頃が遠い昔になってしまったためだと思うけど、それだけじゃない気がする。こういう作品にヘリクツをこねるのも野暮ってもんだろうけど、どうしても夢の中の世界のように現実感のなさを感じてしまうのだ。「今の10代の恋愛ってこうなのか?」って。
そもそも、女の子をあれほど堂々と口説ける、福士蒼汰演じる大和のような男がいることが信じられない。誰だって、相手に拒絶されたくないから、徐々に距離を縮めていって、なんていうプロセスは必要じゃないのか?それをしない大和は、相手のことを本気でスキじゃないか、もしくは絶対に相手が拒絶しないと信じているトンデモ自信過剰野郎のどちらかだ。多分、こんなことを言うような奴は、この作品を観るべきじゃないってことだろうけど。