評 価
File No.
2827
製作年 / 公開日
2018年 / 2018年07月20日
製 作 国
日 本
監 督
細田 守
上 映 時 間
98分
公開時コピー
ボクはミライに出会った。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
上白石 萌歌
[as くんちゃん]
黒木 華
[as ミライちゃん]
星野 源
[as おとうさん]
麻生 久美子
[as おかあさん]
吉原 光夫
[as 謎の男]
宮崎 美子
[as ばあば]
役所 広司
[as じいじ]
福山 雅治
[as 青年]
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あ ら す じ
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家に、甘えん坊の
くんちゃん
とその
おとうさん
、
おかあさん
の3人が暮らしていた。そしてある日、家族に新しいメンバーが加わることとなる。くんちゃんの妹が生まれたのだ。
おかあさんもおとうさんも“未来”と名付けられた赤ちゃんの世話に大忙しで、それがくんちゃんには両親の愛情を赤ちゃんに奪われたと思えて仕方なかった。そんなくんちゃんの前に、くんちゃんを「お兄ちゃん」と呼ぶ不思議な少女ミライちゃんが現れて・・・・・。
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たぴおか的コメント
これまで観た細田守監督作はいずれも悪くなかったが、う〜ん、これは・・・・・ダメでしょ。とにかく主人公くんちゃんの吹き替えが酷すぎる。吹き替えの声ひとつで、これほど作品全体をダメにした作品も珍しいだろう。誰がどう聴いても大人の声にしか聞こえないのは、某映画の掲示板でも明らかで、最後まで作品にのめり込むことができずに一歩退いた状態で醒めた目で鑑賞する羽目になった。プロの声優がいるというのに、ナゼ敢えて吹き替えに関してはド素人なタレントを起用するのか、理解に苦しむ。細田監督がこの上白石萌歌の吹き替えでもOK、中身で観客を説き伏せられる、なんて考えたとしたならば、それは観客をナメた思い上がりでしかないだろう。
おまけに、くんちゃんのワガママがあまりに度が過ぎて、観ていて感情移入どころかイライラして仕方ない。そんなくんちゃんに対して、怒鳴り散らすだけの母親。なるほど、この親をしてこの子ありだなぁ、と妙なところで納得できてしまう。
形式的なことはともかくとしても、内容も一体何が言いたいのかわからない。肝心の未来のミライが果たす役割も思いのほか少なく、むしろ犬の方が強く印象に残っている。ただ、唯一悪くないと感じたのは、くんちゃんが過去に遡ってひいおじいちゃんと会うくだり。そのひいおじいちゃんの声を担当したのが福山雅治だったとは、劇中ではまったく誰の声か気づかずに、エンドクレジットで初めて彼と知り、はいい意味で新鮮な驚きだった。演技ではこのところあまりいい評判を耳にしない福山だが、この作品では声優として合格点をあげられるね。