評 価
File No.
2936
製作年 / 公開日
2018年 / 2019年02月01日
製 作 国
日 本
監 督
橋本 光二郎
上 映 時 間
125分
公開時コピー
東京
フィンランド
あの名曲から生まれた最高のラブストーリー
100万円で、私の恋人になってください。
1か月だけ
。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
登坂 広臣
[as 綿引悠輔]
中条 あやみ
[as 平井美雪]
高岡 早紀
[as 平井礼子]
浜野 謙太
[as 岩永]
箭内 夢菜
田辺 誠一
[as 若村]
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あ ら す じ
幼い頃から病気がちの
平井美雪
の夢は、フィンランドで赤いオーロラを見ることだった。けれども、ある日ついに担当医の
若村
から、「残り一年を大切にするように」と宣告されてしまう。
その帰り道、美雪はひったくりに遭ってしまい、叫ぶこともできずにその場にへたり込んでしまう。そんな美雪を助けてくれたのは、ガラス工芸職人を目指す
綿引悠輔
だった。「声、出していけよ」という悠輔の別れ間際の言葉に、美雪はこれからは想い残すことのないように行動しようと、改めて決意するのだった。
半年後、美雪は偶然悠輔を見かけて、こっそり後をついて行くと、悠輔は“Voice”という店に入っていった。彼はガラス工芸職人だけでは食べて行けず、先輩の
岩永
が経営しているそのカフェで働いていたのだった。客として美雪はテーブルにつくと、悠輔は美雪のことを覚えていなかったようだった。それから遅れて店に帰ってきた岩永と悠輔の会話が聞いてしまった美雪は、まとまったお金をすぐにでも用意できなければ、店を閉めざるを得ない状況に追い込まれていることを知ってしまう。
美雪は店を出ると、外で落ち込んでいた悠輔に「自分が100万円を払うから、その代わりに1ヶ月の間、自分の恋人になって欲しい」と切り出す。突然の申し出に困惑する悠輔だったが、背に腹は代えられず、ぎこちない期間限定の恋人役を演じることになる。体のことがあって恋愛など諦めていた美雪は、実にベタなデートプランをノートに書き記し、それを悠輔とともに実行していくのだった。
初めての待ち合わせ、手作りのお弁当、別れ際の見送り。「こんなことでいいの」?と不思議がる悠輔だったが、何もかもが新鮮だった美雪は「こんなことがいいの」と笑顔で答える。そうして1ヶ月が過ぎようとしたある日、美雪は恋人契約の締めくくりに、悠輔をフィンランドへの旅行に誘うのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
ガッキー×生田斗真の『ハナミズキ』(一青窈)のように、中島美嘉の同名楽曲をモチーフに制作された作品。中条あやみはこのところ頻繁に見かけるから、まさに今が旬の売り時なのだろう。一方の登坂広臣は、作品の内容もさることながら、『ホットロード』(2014)の時のハードなイメージと比べると、今回はずいぶん雰囲気が柔らかくなったものだと感じた。髪型のせいだろうか?
主人公の女性が余命幾ばくもない・・・・・というのは今さら目新しくも何ともないが、なぜかディジャヴを感じる。で、思い出したのだが、同じく中条あやみが主演する『3D彼女 リアルガール』も、同じく期間限定の恋人を描いたものだった。そして、この手の期間限定という設定には弱い私。『覆面系ノイズ』の時には「ナゼ、こんな可愛くもなんともないのが主役なんだ!?」と思った中条あやみの顔にもようやく慣れてきて・・・・・でもやっぱり口がデカいとは今でも思う(笑)。
お約束のラブストーリーといった感じで、決して展開に意外性はなく、「きっとああなるんだろうなぁ」という予想通りの展開で、早い話がベタな設定。最近は極めて締まりが悪い私の涙腺も緩むことはなかったが、決してこの手のラブストーリーは嫌いじゃない。そして、映像が非常に美しく、特にフィンランドの景色には見惚れてしまう。あの赤いオーロラ、本物?・・・・・なワケいよね?CGだよね?もし本物だとしたら、あれが観られるまでロケを粘ったってことで、制作費が相当かさんでしまうだろうし。もっとも、本物のオーロラだけを撮影して、あるいはどこからか本物のオーロラの映像を調達して、2人でいるシーンに合成することは可能かも知れない。
どうでもいいけど、登坂広臣演じる綿引悠輔にはプライドってものがないのか、その点だけがどうしても引っかかっている。100万円で恋人って、完全にヒモってことにならないか?しかも、恋人として最後のフィンランド旅行も、劇中には描かれていないが、おそらく費用はすべて美雪持ちのはず(そんな余裕があるなら、店を潰さないために岩永に渡せよって話だね)。ただ、美雪も二度目のフィンランド旅行で貯金を使い果たしたようだし、この先金がかかって大変そうだ(笑)。