Diary

『桜姫』初日舞台挨拶


 今月3回目となる初日舞台挨拶。

 『監禁探偵』は夏菜、『さよなら渓谷』は真木よう子が目当てだったが、この『桜姫』は単に時間的な都合から舞台挨拶の回を選ぶことになった。もしも舞台挨拶が2回目の15:20〜の回に行われていたら、わざわざ特別料金を払ってまで舞台挨拶に臨むことはなかっただろう。

 登壇者は主演の日南響子と青木宗高の2人。日南響子という女性はこの作品で初めて知ったのだが、映画のコメントにも書いた通り、私には10代には見えなかった。

 たいていの場合、最初の一言目は「今日は劇場に来てくれてありがとうございます」的なコメントから始まるものだと思っていた。事実、青木宗高の開口一番はそれだった。ところが、日南響子にはそんな謙虚さは見られなかった。そのために、かなりこちらのテンションは下がってしまった。しかも、私の好みからすると、日南響子は決して可愛いとは思えない。

 これで映画の内容が抜群に面白いとか、あるいは、日南響子の演技が目を見張るほど上手いとか、であればまだ良かったのだが、残念ながらそのいずれでもなかった。

 だから、舞台挨拶に臨んだ作品は、どうしても肩入れしたくなり、星の数も若干甘くなる傾向があるにもかかわらず、この作品は星5個という評価を付けることになってしまった。午前中に観た『アンコール』が面白かっただけに、その落差が余計に大きく感じられた『桜姫』だった。

 
2013年06月29日(土) No.44 (映画)

No. PASS