Diary
娚の一生 初日舞台挨拶
本来は“Daily Memorandum”であるはずなのだが、“Daily”はおろか、“Weekly”、“Monthly”をも飛び越えて、今や“Yearly”にという方がふさわしいという、惨憺たる状況になってしまったこのコーナー。
それはともかく、これもまた2013年8月以来、1年半ぶりとなる初日舞台挨拶に行ってきた。作品は、榮倉奈々とトヨエツ主演の『娚の一生』。
場所は2010年1月にチャン・ツィイーの『ソフィーの復讐』を観て以来となる、新宿ピカデリー最大であるスクリーン1で行われ、登壇者は榮倉奈々、豊川悦司、向井理、それに廣木隆一監督の4名。
映画の初日舞台挨拶は、通常上映前と上映後の2回行われるが、ネタバレを気にせずに突っ込んだ話を聞ける、上映後の舞台挨拶の方がいいに決まっている。その期待もあっての舞台挨拶だったが、トヨエツも榮倉奈々も自分からぺらぺらとしゃべるタイプじゃないためか、期待したほどの中身の濃いコメントも聞けずに、通り一遍の受け答えで終わってしまったのは正直物足りなかった。
だが、そうなったのには理由があって、この初日舞台挨拶にはとんでもないサプライズが用意してあったのだ。
それは、サプライズゲストとして、映画の主題歌を歌うJUJUが登壇したのだ。いや、それだけならそれほど驚くこともなかったのだが、本当のサプライズは、彼女が主題歌“Hold me, Hold you”のアコースティック・バージョンを、生歌披露したのだ!これはさすがに全くの予想外のまさに“サプライズ”だった。
主題歌は当然エンド・クレジットで聴いたばかりだったが、その時は特に印象に残るほどの歌でもなかったのだが、生で聴くとその迫力はエンド・クレジットで流されたものなどとは比較にならない。そして、彼女の歌唱力がハンパじゃないことも、生歌を聴いて初めて思い知らされた。そう、これが高い料金を支払ってもライブで生歌を聴く醍醐味であって、最近コンサートから完全に足が遠のいていた私は、久しぶりにこの快感を思い出した。
もともとこの作品の初日舞台挨拶など眼中になかったのだが、偶然新宿ピカデリーの上映スケジュールを見ていたら、まだ空席があったために予約したという、ほんの気まぐれから臨んだ舞台挨拶だったが、棚からぼた餅、いい体験をさせてもらったなぁ。
2015年02月14日(土)
No.48
(映画)
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