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『流れ星が消えないうちに』初日舞台挨拶
最近、某国営放送の朝の連ドラで一躍脚光を浴びているのは周知の事実で、『がじまる食堂の恋』以来私のお気に入り女優にも加わった波瑠の主演作品とあって、朝10時というツラい時間からの回に臨んだ。上映終了後の舞台挨拶だったことはラッキーだった。劇場は、角川シネマ新宿で、ここのスクリーン1は好きな劇場の一つだ。
登壇者は主演の波瑠、共演者として(川嶋巧役)入江甚儀、(加地役)葉山奨之、波瑠が演じる奈緒子の妹の(絵里役)黒島結菜、奈緒子の父親の(諒役)小市慢太郎、そして柴山健次監督の6名。まぁ、映画の内容からいけば、妥当な人選だと言えるが、私としては波瑠と黒島結菜、小市慢太郎、そして監督の4名で充分だったと思う。
そう思った理由は、せっかくのネタバレを気にせず突っ込んだ話まで聞ける上映終了後の舞台挨拶にもかかわらず、各キャストに対する振りがなんと一回ずつしかなく、しかもそれも最初のお約束である来場者に対する挨拶のみだったという体たらくだからだ。もしかしたら、コメントは1回だけじゃなかったかもしれないけど、全く記憶に残っていない。これほど盛り上がりに欠ける舞台挨拶も珍しく、唯一記憶に残っているのは、MCが一人で空回りしてスベりまくっていたことだけだ。
それほど時間が押していたワケでもないのに、なぜそうなってしまったかというと、主題歌を歌う塩ノ谷早耶香と挿入歌の桐嶋ノドカまでを登壇させてコメントを取るなんていう余計なことをした上に、波瑠にホームプラネタリウムを入江・葉山の2人からプレゼントさせるなんていう余計なことをしたためだ。それも盛り上がるならいいのだが、場内の空気は完全に醒めきっていたのに。
『娚の一生』でも、主題歌を歌うJUJUの登壇があったが、あの時は生歌披露というスペシャルなサプライズがあって、彼女の生の歌声には背筋に鳥肌が立つくらい感動した。だが今回は、当然ながら歌の披露などあるはずもなく、2人のコメントはともかく、無名歌手のアルバムの宣伝までを聞かされてたとあっては、正直席を立って帰りたくなった。
そんな無駄のおかげで、さぁ、これからと思ったらフォトセッション、そして小市小市慢太郎は途中退場(『劇場霊』の舞台挨拶が行われる新宿ピカデリーに向かったのは間違いない。)。小市のために先にフォトセッションを行ったのかとわずかな期待を抱いたものの、呆気なく舞台挨拶は終了してしまった。
物足りない、全然物足りないよ(怒)。
2015年11月21日(土)
No.49
(映画)
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